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CROSS TALK

座談会その②(はじめての方の疑問を解決)

・・・

初心者の素朴な疑問に
ナイフのプロが丁寧に
答えます!

・・・

老舗刃物屋「山秀」では、お客様にヒアリングしながら一緒にナイフを選ぶ、
丁寧なサポートスタイルが人気の理由のひとつ。
ベテランコンシェルジュがあなたにピッタリな1本を選びます!

今回の座談会では、そんなベテランスタッフがナイフ勉強中のスタッフの疑問に徹底的に答えます。
ナイフ初心者の方は必見です!

MEMBER

O.D

趣味:コーヒー

M.N

趣味:ファミリーキャンプ

O.E

趣味:ハイキング

Q.01

ナイフってどうやって選べばいいですか?

・・・

ナイフ選びのコツは、
“楽しみなシーン”を思い浮かべること。

M.N

店頭の接客はOさんがされることが多いですが、私たちがお客様の相談に乗ることもあります。そのとき、どんなふうにご案内すればいいでしょうか?たとえば、選び方のコツとか…。

O.D

まずは「何に使いたいですか?」「どのシーンを楽しみにしていますか?」と聞くといいですよ。

料理に使いたいのか、バトニング(薪割り)がしたいのか、ブッシュクラフト(自然の中で工夫して過ごすための知恵のこと)のためなのか…「ナイフを使いたいシーンがどこか」によって、適切なものが違うんだよね。

個人的には「欲しい!」「使いたい!」という気持ちに火をつけたいと思ってるから、そこはしっかり聞くようにしています。

O.E

私もナイフを選ぶとき、相談に乗ってもらったんです。「キャンプで火起こしができるナイフが欲しい」と伝えました。そのとき、「太い薪を削ることになるから、丈夫なものがいいよ」とアドバイスをもらった覚えがあります。いくつか候補を並べてもらって、それぞれの特徴を教えてもらって…。

M.N

私の場合は料理が目的でしたね。「家でも外でも使いたい!」と思ってて。木を“削る”ためのものと、食材を“切る”ためのものって、刃の角度が全然違うんです。実際に比べてみると、切れ味の手ごたえが違って驚きました。

だから、自分が使う場面を思い浮かべてもらったほうがベストなものを選べるんですね。

K.Y

なるほど…じゃあ、たとえばコレクション目的の方なら、「好きな見た目やブランド、飾り方などを聞いて、そこから絞っていく」ということですよね。「見て楽しむ」も、「実際の使い方」のひとつだから。

O.D

そうそう!ナイフって、ものすごくたくさんの種類やブランドがあるんだよね。海外メーカーもあるし、廃番になってしまったものもあるし…。その膨大な数の中から漠然と探すのは、すごく大変なんだよ。

だから、「実際、どんな場面で使うか?を考えて一緒に選んでいきます。10本の候補から5本、3本、2本、と減らしていくお手伝いですね。そうやって悩むことで、10年20年先も愛用できる1本に出会える、いや、「出会ってほしい」「出会う手伝いがしたい」と思っています。

K.Y

ちなみに、お客様が「この2本からどうしても片方を選べない!」という場合はどうしてますか?

O.D

僕が「じゃあこっちにしましょう」「いっそのこと2本買っちゃいましょう」と決めることはしないです。使うのはお客様ご本人なので、やっぱり「自分が悩みに悩んで選んだ、お気に入りの1本」というところを大切にしてほしいんですよね。僕個人としても、山秀の方針としてもそれは同じです。

だから、何時間悩むことになっても、最後は必ず“使う人”に決めてほしいです。そのための相談ならいくらでもお付き合いしますよ!

Q.02

“これさえ持っていれば!”という万能なナイフはありますか?

・・・

オールマイティな1本は、
「不便を楽しみたい」という方にオススメ!

O.E

「ナイフは使い方から選ぶといい」ってことでしたけど、逆に「これ1本あればOK!」っていうナイフはあるんですか?

O.D

もちろん「料理もバトニングもできるっていうナイフもあります
便利だけど、その反面、使い方によっては“器用貧乏”になってしまうこともあるんだよね。「食材を切るには少し大きい」とか「木を切るにはパワーが足りない」ってなりやすいというか。そういう場合、結局すぐに「バトニング専用のナイフが欲しい」って2本目を買いたくなることが多いです。

M.N

山秀にも、2本目を買いに来る方って多いですもんね。「1本目がなんとなく合わなかったから、ちゃんとしたのを選びたい」ってことで、実際に手に取って選べるウチに来てくださって。

O.D

ただ、万能な1本が必ずしも悪いってわけじゃないんです。「荷物を少なくしたいという方にとってはピッタリのナイフだから、そういうお客様にはむしろオススメだね!

キャンプやブッシュクラフトの考え方の中に、「不便を楽しむ」って言葉があるんですよ。もちろん安全への配慮は必要だけど、「知恵を絞って、ナイフ1本で問題を解決する」っていう楽しみ方もできるんだよ。

だから、そういう希望があれば、お客様の手に馴染むものや好みを考慮しながら候補を挙げるかな。

K.Y

そっか、そういう意味も含めて、「どんなふうに使うかで決めればいい」ってことなんですね。

Q.03

お客様にご提案するとき、気を付けていることはありますか?

・・・

ナイフ好き!楽しい!という気持ちで、
お客様のリアルな声を聴く。

M.N

山秀には、初心者の方から長年のナイフファンまで、本当にいろんなお客様がいらっしゃいます。皆さんそれぞれこだわりを持っているなかで、「こんなことに気を付けてる」ってことはありますか?

O.D

ナイフを見たり買ったりするのを楽しみに来てくださってるんだから、難しく考えずに、僕らも楽しくやればいいと思うよ。僕自身、ここに入ったきっかけが「楽しそう」ってところだったんだよね。就職活動中に、当時社長だった現会長の会社説明会を受けたことがきっかけで。

K.Y

最初から刃物屋さんに就職するつもりだったんですか?

O.D

全然そんなつもりはなかったよ!もともとナイフには少し興味があったけど、仕事にすることまでは考えてなかったな。ただ、「面白い社長がいる!」っていうインパクトがすごくて。会社の説明会なのに、カウボーイハットを被ったおじさんがいて…もう、どう考えたって怪しいでしょ?だから、説明会の参加者もいなくて…。

でも、話を聞いたらめちゃくちゃ楽しそうだった!ナイフを通じていろんな方と触れ合ったり、同じ“ナイフ好き”という共通点を持った人と話ができたり、という仕事内容に魅力を感じて、「ここだ!」って決めました。実際、今でも「この間一緒に選んでくれたナイフ、すごくいいよ!」というお客様の声が何よりのやりがいです。

M.N

わざわざまた来店して、感想を伝えてくださる方もいますもんね。

「楽しそう」っていうのは、接客を見ていてもすごく感じます。お客様と一緒になって、ワイワイ楽しそうに商品を選んでる姿をよく見ます。ナイフの知識も一つひとつとても丁寧に伝えていて。

O.D

よりお客様自身に合ったものを選んでほしいから、知っている限りはナイフのストーリーを伝えるようにしています。どんなコンセプトで、どんな思いがこめられていて、どんな職人さんが作ったのか…。

職人さんにお会いして直接話を聞く機会も多いから、つい説明に熱が入っちゃうこともあるんだよね。普通に自分が楽しんで話してるかも。

O.E

作り手のことまで伝えるためには、たくさん知識が必要ですよね。私たちもなるべくお客様に応えられるように、勉強していきたいです。逆に、お客様から教わることもまだまだ多くて…。

O.D

それもいいと思います!
僕もこれだけ長くやってても、「お客様のほうが詳しい」っていうことはあります。でも、いらっしゃる方は自分たちと同じくナイフが好きな方ばかりだから、素直に「知りたいです!」っていう気持ちで接すれば大丈夫。

長く使ってみないとわからないことはたくさんあるので、むしろお客様から実際の使用感を聞くことも大切だね。「こういう使い勝手なんだ」「こういう人に向いているんだ」という知識が増えて、また次のお客様に提案できる…っていう、いいサイクルができてきます。

O.E

使った感想を聞くことでそのお客様にもっといいものを提案できるし、別のお客様にも情報の提供ができるし…ということですね。実店舗だからこそ、ナイフ好きの生の声が集まってるんだなあって感じがします。

O.D

ナイフの用語や種類といった基礎的な知識だけだったら、今はネットでいくらでも情報収集できるんだよね。愛用者のリアルな声が直接聞けるのは、実店舗があるからこそかなって思います。その声をお客様にも広めていきたいし、自分たちの知識にもしていきたいね。

Q.04

初心者の私にオススメのナイフを選んでください!

・・・

手のひらサイズのナイフを、
オシャレに日常使いするのもアリ。

K.Y

実は私、まだ自分のナイフを持っていないんです。今気になってるのは、小さな折り畳みナイフなんですけど…せっかくなので、もしよければOさんだったらどんなナイフを勧めてくれるか聞きたいです!

「こういう用途」と決まってるわけではなくて、「何かマイナイフが欲しいな」って感じなんですが…。

O.D

お、いいですね!むしろ選びたかったんです。Kさんは「小さくてカワイイ」という理由でそのナイフが気になったみたいだけど、そういう視点で決めるのも全然OKです!

Kさんが選んだマルチツールタイプのものは、ナイフ以外にもドライバー、缶切り、栓抜き、ハサミ…といろんな機能がついているので、アウトドアの趣味がなくても「とりあえず家に1本」という感じで置いておくのもいいですよ。最初のマイナイフにするには、使い勝手がいいですね。

M.N

オシャレなペーパーナイフを玄関に置いておくのもいいですよね。手紙を開けるとき、手でちぎったりハサミで切ったり…ってするより安全だし、中の手紙が切れちゃう心配もないし、インテリアとして見てもワクワクするし。玄関にハサミが置いてあるより、ペーパーナイフが置いてあったほうが気分が上がりますよね。

O.E

ナイフって“男性の趣味”とか“いかついアイテムばっかり”ってイメージもありますけど、意外と女性が持ちやすいものも多いんですよね。

私はペンダントナイフもオススメです!
小さな折り畳みナイフなんですけど、革のカバーが付いてて、その中にしまうことで革のペンダントみたいになるんです。出先で糸のほつれを切ったり、購入後すぐ使う商品のタグを外したりできるので、持ち歩きにもピッタリですよ。

K.Y

どれも初心者にはよさそうで迷いますね…!
でも、今日の座談会で皆さんのお話を聞いてたら、しっかりしたシースナイフ(鞘に入ったナイフ)もいいなあって思えてきました。すごく悩みます!アウトドアの趣味はないんですが、シースナイフを買っても大丈夫でしょうか?

O.D

もちろん大丈夫です!飾ってもいいし、これをきっかけにキャンプを始めてみてもいいし。「なんとなくカッコイイ」って感覚でもいいんですよ。相談には乗るので、ぜひたくさん悩んで、お気に入りの1本を見つけてください!

・・・NEXT

01

CROSS TALK

ナイフの良さを知る。

山秀の仲間たちで座談会を行いました。ナイフの魅力から
「山秀ってどんなお店なの?」というところまでたっぷり語り尽くします!

REASON

山秀が選ばれる理由

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