CROSS TALK
座談会その①(ナイフ・刃物の魅力について)
・・・
山秀のスタッフが、
刃物の魅力を
語り尽くします!
・・・
創業80年以上の歴史を誇る老舗刃物屋の山秀。
個性豊かなスタッフがそろっているので、初心者さんからベテランさんまで、
さまざまな視点に合ったアドバイスができるのが特徴です。
そんな山秀の仲間たちで座談会を行いました。
ナイフの魅力から「山秀ってどんなお店なの?」というところまでたっぷり語り尽くします!
MEMBER
N.Y
趣味:読書
O.D
趣味:コーヒー
M.N
趣味:ファミリーキャンプ
O.E
趣味:ハイキング
Q.01
ナイフに興味を持ったきっかけは何ですか?
・・・
興味を持つ入り口は何でもあり!
まずは「キレイ」という見た目からでも。
O.D
もともとアウトドアが好きだったんですよね。小学生のときから高校生くらいまで、特に釣り、ブラックバス釣りが好きで。ナイフやトラベル用品を取り扱ってる「ビクトリノックス」とかに馴染みがあったので、そこから興味を持ちました。
I.Y
僕も学生のときがきっかけですね。大学生のときに、本屋の雑貨コーナーにあるショーケースにナイフが展示されてて。2~3万円くらいはしたんじゃないかなあ。
それに一目ぼれして、けっこう頑張って買ったなって記憶があります。キラキラしててすごくキレイで、どうしても欲しくなっちゃったんですよね。
N.Y
そうそう、ナイフってまず「キレイ」なんですよ。宝石とかと同じだなあと思います。
私は父がここの先代だったので、昔からナイフは身近でした。
魅力を感じるようになったのは、初めてナイフショーに行ったことがきっかけです。18~19歳くらいのときかな。父に「俺は商談してるから、見て回っておいで」と言われて。ほかに見るものがないから、ナイフを見るしかなくて。
でも、手作りの職人さんのナイフとか、一つひとつがすごく繊細なんですよ。そこで初めて、「ナイフってキレイなものなんだな」「同じように魅力を感じてる人が世界中にいるんだな」って感動しました。
I.Y
ビジュアルから入るケースって多いですよね。
Oさんみたいに「釣り用のものを」とか「キャンプで使いたい」とかって決めて買う方はもちろん、見た目に惹かれたことで興味を持って、という方もたくさんいます。
O.E
そもそもアウトドアの趣味がないと、「ナイフを買う」っていう発想にあまりならないですもんね。それ以外の方なら、見た目のインパクトが入り口になることが多いかも。
なので私も、ここに入ってからすごくビックリしました!今まで、「ナイフなんか見たこともない!」っていう感じだったので。実際に目にしてみて、少しずつ興味がわいてきたというか。
K.Y
店内にはすごい数の商品がありますから、これだけ並んでると圧巻ですよね。
私も山秀に入ってからナイフを勉強し始めて、まだまだ初心者なので…ナイフを見る視点は「小さくてカワイイ」とか、そんなポイントが多いです。
O.D
そういうのも全然あり!入り口は何でもいいんだよね。ナイフってキャンプ用だけじゃないから、「ちょっと気になったもの」とか「日常で使えそうなもの」を選ぶのもいいと思いますよ!
K.Y
ペーパーナイフとかなら、普段から使う機会もありますもんね。価格もほかと比べてお手頃だし、持ってるとちょっとオシャレだし、初心者には買いやすいかも。
M.N
そうそう、「ナイフ」と一口に言っても、意外といろんな用途のものがあって、持ってると気分が上がるんですよね。
私は、家での料理用にナイフを持ってます。包丁より刃が厚くて丈夫なので、長く使えていいんですよ。それに、包丁って似た形のものが多いけど、ナイフって本当にいろんな形があるから、置いておくだけでも見栄えがするんです!家でパーティするときとか、ナイフを使ってると「何それすごい!カッコイイ!」って盛り上がるのでオススメです!
最初の1本を選んだときも、「カッコイイ!カワイイ!」っていう印象から選びました。
N.Y
Kさんと同じ「カワイイ」でも、だいぶワイルドな感じ!最初、こんなにしっかりしたものを買うなんて意外だったな。これ、ハンドルが鹿の角でできてて、とてもいい品なんですよ。
M.N
そうなんですよ!すごく使い勝手がいいし、周りからも好評だし、思い切って買ってよかったと思ってます!
Q.02
山秀のお客様には、現在どのような方が多いですか?
・・・
老若男女さまざまなナイフ好きが集まる!
ご来店は“初心者”の方にこそオススメ。
O.E
店舗でナイフをご覧になるのは男性のお客様が多めですが、お料理のイベント「Smile Life」には女性のお客様がたくさん参加されてます。その中にもいろんな方がいらっしゃいますね!年齢も性別も関係性も…ご夫婦だったり、お友達だったりとさまざまです。
O.D
本当にそうなんですよ!年齢などの特徴というよりは…ナイフ好きの方の中では、「2本目を買いに来ました」という方が多いかな?「今までのじゃ物足りない!」とか「実際に手に取って選びたい!」とか。あとは、「○○専用に1本欲しくなった」というお客様も多い印象です。
I.Y
「ナイフが変わると、どのくらい使い勝手が変わるんだろう?」というのを試したくなるんですよね。バトニング(薪割り)の手ごたえとか。だから専用のが欲しくなる。
N.Y
そういうところ、ファッションに近い感覚かもね。フォーマルな場のためにスーツを用意したり、運動するために走りやすい靴を選んでみたり…。しっくりこなかったら別のものが欲しくなるし、ピッタリはまったらどんどん使いたくなる。
O.D
そういう意味では、むしろ最初の1本目を買う方こそ、実店舗で選んだほうがいいですね。自分にピッタリのサイズを知るために試着するのと同じだと思います。
O.E
握ったときの感覚とか、使い勝手とか、実際に触ってみないとわからないですもんね。ネットで買うのも便利でいいけど、「いい品なのに、自分には合わなかった」ってなったらもったいないです。価格が高ければ絶対にいい、というわけでもないので、実物を見ながら吟味するのをオススメしたいです。
Q.03
ナイフに興味を持ってから何か
「変わった」と感じることはありますか?
・・・
ナイフは育てるもの。
“自分だけの道具”になる楽しさがわかる!
K.Y
最初は皆さん同じだと思うんですけど、切れちゃうのが怖くて、ナイフそのものになかなか触れなかったんですよね…。
I.Y
シース(鞘)が硬いものとか、出し入れに力が必要なので気を使いますからね。
M.N
慣れてくるまでは「ちゃんと扱えば切れたりしない」ってわからないですもんね。
O.D
そうそう!慣れてない方は怖がって、ハンドルの端を持って使うことで、かえってケガをしやすかったりするんですよ。意外と刃に近いところをしっかり握ったほうが、細かいコントロールがきくので安全なんです。
K.Y
そういうのも、慣れてこないとわからないんですよね。でも、最近は普通に触れるようになりつつあります!少しずつ検品したり使ったり…としているうちに、正しい触り方がわかってきたんだと思います。
I.Y
最初のうちは両手で丁寧に取り扱って…ということに注意していれば大丈夫ですよね。慣れてくると、片手でシースを開けたりしたくもなってくるんだけど。
K.Y
そのレベルに達するにはまだまだです!でも、もっと使えるようになれば楽しそうですね。
O.E
ナイフの扱いに慣れてくると、できることが増えるので楽しいですよ!私は、火起こし用のフェザー(火がつきやすいように木の棒を削ったもの)を作るのが上手くなったかも、と感じています。
もともと登山とか好きで、山秀に入ってからお客様と一緒にグループで山に登ったりしてたんです。そこから少しずつナイフの使い方を覚えていきました。不器用なので、最初は全然上手くいかなかったけど…今ではけっこう上達したと思います。
N.Y
今では、フェザーを作るの一番上手だもんね。イベントでお客様に教えるのもすごく上手い!
O.E
本当ですか!うれしいです!
下手なところからスタートしたので、お客様が「こんなところができなくて」っておっしゃるたびに「すごくわかります!」っていう気持ちになるんです。最初はKさんみたいに“怖い”って言う方も多くて。でも、使っていくうちに皆さん平気になっていくし、むしろ楽しそうなんですよ!
使い始めてまだ1年半くらいですが、ナイフそのものも一緒に育ってきた感じがします。手に馴染んでくるというか。
O.D
そうそう、ナイフって育てるものなんですよね。買ったところがスタートで、使ったり手入れしたりすることで「自分の道具」にしていくんです。
N.Y
「ナイフは育てるもの」って名言だね。言うの狙ってたでしょ?
O.D
うん、「いつ言おうか」って待ってました!
Q.04
ナイフの魅力について語ってください!
・・・
正しく安全に使えば、
何でもできる頼もしい相棒になる。!
O.D
山秀には3,000本以上の商品があって、世界中にはそれ以外にも膨大な種類があります。世の中にそれだけの数があっても、大きな流行り廃りがない。20~30年のものが未だに愛されてたりする。だから、たくさん集めて楽しむもよし、1本をずっと大切にするもよし、実用性重視でも見た目重視でもよし、なんですよね。
奥が深いのに自由で、いつまででも、どんな楽しみ方もできる。それが魅力のひとつかなあって思います。
N.Y
種類が多いぶん、用途もいろいろで、まさに“自由”なんですよね。
たとえばマルチツールタイプのものは、旅行とかに持っていくとすごく便利!
ハサミ、ピンセット、つまようじ…いろんなものがひとつにまとまってるから、本当に「これ1本あれば安心」っていう感じで。以前、「メガネが壊れちゃった!」という方に「ここにドライバーありますよ!」ってお貸ししたこともあります。
O.D
昔は小さいものだったら飛行機に持ち込むこともできたので、そういうマルチツールを持っていくことも多かったですよね。僕は、旅先のハンバーガーが大きくて食べにくかったから、マイナイフを使って食べたこともあります!
M.N
すごいですね!まさに自由!
N.Y
馴染みがない人からすると衝撃的かも!でも、ナイフも結局は“道具”なわけだから、安全性だけには注意して、どんどん使っていけばいいんじゃないかな。
“危ないもの”とか“怖いもの”というイメージを持っている人もいるけど、そこは「そうじゃないんだよ」「正しく使えば大丈夫だよ」って伝えていきたいです。
O.D
そうそう!
ナイフが一人で勝手に歩いて、誰かを傷つけるわけじゃない。使う側の人間によって、良いものにも悪いものにもなる。それは、ナイフに限った話じゃなくて、どんな“道具”でも同じだと思います。
I.Y
「ナイフの自由度は、使う人次第」ということですね。
だからこそ、「正しく安全に使って、楽しさをもっと知ってほしい」というのが、山秀スタッフ全員の思いです。
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02
CROSS TALK
ナイフについて、
もっと深く。
ベテランスタッフがナイフ勉強中のスタッフの疑問に徹底的に答えます。
ナイフ初心者の方は必見です!
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